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スキルベースド組織への転換

2023年12月18日 19:19

2023年は、スキルベース組織への転換、タレントデベロップメント部門がそれに果たす役割の重要性が多く語られた年でした。その重要性は、ますます増し、組織のアジャイルな対応に応えるために、人材開発や組織開発部門の担当者、プロフェッショナルに求められるスキルも大きく変わってくるでしょう。

スキルベースド組織が重要な5つのポイント

1. 迅速な変化への適応性:技術の進化や市場の変動など、ビジネス環境は急速に変化している今、スキルベースド組織は、組織全体が特定の業務やプロジェクトに必要なスキルに集中できるため、変化に対して迅速な適応性を持つことができる。
2. 効果的なリソースの最適活用:従来の組織では、機能別に人々が配置され、一部の人材はスキルを持っているにも関わらず、他の機能で必要なスキルが不足しているという状況が生じやすかったが、スキルベースド組織では、必要なスキルに基づいて人材を配置できるため、リソースの最適な活用が可能となる。
3. 柔軟性と効率性の向上:スキルベースド組織は、プロジェクトや業務に必要なスキルを持つ専門家を即座に組み合わせることができる。これにより、柔軟で効率的なチーム構築が可能となり、プロジェクトの成功に向けた迅速で効果的な対応が可能となる。
4. 従業員のモチベーションと成長:スキルベースド組織では、従業員が自身のスキルを伸ばし、専門性を発揮できる環境の整備が必須。従業員が自分のスキルを最大限に活かせる状況が整うことで、モチベーションが向上し、組織全体の成長に寄与することが期待されている。
5. 競争力の維持と強化: 技術や市場の進化に追随するためには、組織が最新のスキルを持つことが不可欠。スキルベースド組織の構築は、常に新しい知識や技術を取り入れ、競争力を維持・強化する土台を築くことになる。

以上がスキルベースド組織の推進が急務として求められている理由ですが、上記のいずれにおいても人材開発、タレントマネジメントを行う部門は、今まで以上のリーダーシップを発揮し、スキルの見極めや定義をファシリテーションしながら、組織変革していく力が求められます。人材開発・タレントマネジメントに関わる人材は、自分たち自身のアップスキル、リスキルを率先して行う必要がありそうです。

文責 中原孝子

CPLPハイライト

2023年10月17日 19:20

例題1)研修に参加する参加者を紹介し、研修内容を紹介することを示すのはどれですか。

A. Icebreakers
B. Setting expectations
C. Introductions
D. Learning objectives

【解答】 Aが正解です。


例題2)トレーナは、参加者のリアシクションを確認するために(   )以外の項目について、アイコンタクトを使用します。( )に入るのはどれですか。

A. Detect comprehension
B. Assess lack of understanding
C. Focus on quiet participants
D. Identify boredom


【解答】 C. 参加を控える学習者には、参加する機会を与えると、効果的です。



8. 例題3)学習を促し、現場に適用するための学習をガイドするトレーナを何と言いますか。

A. Facilitator
B. Leader
C. Coach
D. Mentor


【解答】 A.

*詳細は、ATDから発売されている「ATD Learning System」を参照ください。

T+D Magazine最新号トピック: 未来の学びを占う5つの要素

2023年10月17日 19:19

Yvette Montero Salvatico

社会的変革を競争上の利点として革新的な学習ソリューションを提案する

未来の定義について考えてみることはありますか? 未来とは、人々が影響を与えるものでしょうか、それとも人々が影響を受けるものでしょうか?

多くの人は、未来は現在にほとんど影響を及ぼさない遠いものとぼんやり考えます。 そのため、人々は未来のことを考えると気が散るとし、未来のことを考えることに時間を費やす人は貴重な時間とエネルギを無駄にしているとさえ考えます。 未来も今日と同じように、成功するアイデアやモデルが永続的に存在する世界だと考える人もいます。 それに従うと、現在の行動は予測可能となり、従来のモデルが重宝されます。

結局のところ、未来は今ここで起きていることによって決まります。

アイデアが常に生まれ、変化が加速する世界では、必然的に、未来は今ここにあるものの延長線にあります。 この言葉が少し矛盾していると思われる場合は、次のように考えてください。将来についての考え方は、今日取る行動に直接影響します。 言い換えれば、未来というレンズを中心に自分の環境を構成するということは、自分の考えや行動がこれから来る時代にのみ影響を与えるという意味ではありません。 未来思考とは、今行う行動を意識的に考えることと深く繋がっているのです。

変革の筋書きを変える

人々が意図的に未来と今日を結び付けると、変革に対する見方を、常に次の大きなことを追いかけるのではなく、積極的に機会を求めることと捉えることもできます。 その積極的な考え方をするリーダ、プロセス、組織を育成するには、人材開発専門家として、変革に対する恐れやリスクに囚われ、回避し、固執する考え方を、自らの変革の道を受け入れる考え方に変える必要があります。

言い換えれば、複雑化する時代の破壊を乗り越えるには、私たち自身と組織を破壊の中心に引き寄せ、まだ見ぬチャンスと捉える必要があります。 2023 年の世界経済フォーラムの調査では、回答したほぼすべての CEO が、今後 3 年間でビジネスモデルを変更することが不可欠だと述べています。 世界の破壊的変化は減少するどころか、さらに強まる一方だと考えると、組織、政府、社会の成功には、この新たな変化を受け入れることが不可欠です。 複雑さから遠ざかるのではなく、複雑さに向かって突っ走るのが馬鹿げているように聞こえるなら、混乱の波に飲まれながら大規模なマインドセットの改革が必要となる理由がわかるでしょう。

外から内に向かって未来の学習を探求
アメリカの作家で未来学者のアルビン・トフラーは、「21世紀の文盲は読み書きができない人ではなく、学び、学んだことを忘れ、再び・新たに学び直すことのできない人のことだろう」と書いています。 この考え方は、絶え間なく変化する現在では非常に重要ですが、変化に伴い古い知識を捨てるタイミングとは、一体いつでしょうか? その鍵は、アウトサイドインのアプローチを取ると明らかになります。

世界の内側から外側を評価し、日常業務を近視眼的な視点から評価するのではなく、世界を外側から内側に見て、自分の守備範囲をより大きな枠組みで再定義、方向転換、再構成することです。新たに出現するニーズに対してアウトサイドインのアプローチを使うと、将来の変革者、競合、機会は、L&D業界内からではなく外部からやってくる可能性が高いことが明らかになります。 このようなマクロ主導の視点により、新たな機会を逃すことがなくなります。

急速に変化する環境や地球規模の混沌(地球温暖化、所得格差、社会不安など)によるシステミックリスクの増大は、社会的価値観、学習方法、個人が成功し生き残るために必要なスキルに多大な影響を与えます。未来の学習の姿を把握するために、躊躇なくググリたくなるかもしれませんが、それは控えましょう。

その代わりに、広く見渡して、STEEP(Social, Technological, Economical, Ethical, Political)の領域に示す傾向と価値の変化を精査することが重要です。 STEEP全体にわたる次の傾向は、学習のあり方を大きく変化させるでしょう。

S:ソーシャル: デジタル ID の導入

社会的傾向とは、人々が誰であるか、どのように生活しているか、また健康やコミュニケーションなどの日常生活についての考察です。 こうした新たな問題には、人口動態の変化、性別役割の再構成、余暇への影響、ネットワークの新しい方法などが含まれます。 個人が生活の大部分をオンラインで過ごすようになるにつれ、デジタルIDは、社会のあらゆる側面で人々の交流様式に大きな影響を与え、最終的には集合的なデジタル意識の発現につながる可能性があります。

データが豊富なドッペルゲンガとして機能するデジタルIDは、個人なりグループによるすべてのオンラインアクティビティに登場します。 Amazonでの製品の購入、Instagram の投稿での「いいね!」、Google でのインターネット検索は、個人の好奇心と価値観を表す情報の集合体で、これらのペルソナは、生産性、潜在性、パートナーシップ、プライバシの観点から人間の経験を再定義しています。

20年前にデジタルID実験を開始し、現在では130万人の国民の99パーセントがデジタルIDを持つエストニアのような国々は、 デジタル化された未来を開拓しています。 プライバシに関する懸念は多いものの、経済的価値の向上により、ヨーロッパやアジアの国々も同様の変革を検討しています。

2019 年のマッキンゼーグローバル・インスティテュート・レポート「デジタル識別: 包括的な成長への鍵」では、デジタルIDシステムを採用する国は 2030 年までに国内総生産を 3% から 13% 改善できると推定しています。

T:テクノロジー: ロボット工学の台頭

テクノロジのトレンドは、人々の将来のビジョンを最も物理的かつ直接的に示すので、特定するのが最も簡単です。 ロボットがその1つです。ロボット技術が拡大し続けるにつれて、その普及により、人間が自らの活動や能力を変えることを促しました。

組立ラインでロボットがどのような姿をしているかはよく知られていますが、人間と対話するために意図的に設計されたロボットについてはどうでしょうか? ソーシャルロボット工学の代表的な事例は、何年にもわたって家に掃除機をかけたり、子供たちを楽しませたり、飼いならされてきた機械でしょう。しかし、現在、地域社会の警備を含め、子供たちの社会的感情スキルの教育まで、公共の場でも活躍しています。 実際、PLOS ONE の研究記事「無償労働の将来」では、今後 10 年間で家事の 40 パーセントがロボットによって対応されることが示唆されています。

もちろん、OpenAI の ChatGPT や Google の Bard などの生成人工知能の急速な発展は、間違いなく社会を人間と機械を密接に繋げる世界に近づけています。 それは、人間が自由に情熱と目的を訴追する傍ら、人類消滅を実現するロボット・ルネッサンスの到来をもたらす可能性もあります。

ロボットが人々の日常生活に溶け込むありふれた装置としてあり続けるか、それとも人間とヒューマノイドの区別が誰にも分からないほど本物に近くなるかにかかわらず、ロボットが人々の学び、働き、創造し、関わり方を根本的に変え、究極的には「人間であること」は何かと疑問を呈するようになることは疑いの余地がありません。

E:経済的: ユニバーサル・ベーシック・サービス

価値の生成や交換に関連する経済トレンドは、多くの場合、他のトレンドよりも早く世界中に波及します。 学習の将来に影響を与える経済動向の 1 つは、ユニバーサル・ベーシック・サービス (UBS) をめぐる概念と実践です。これは、コミュニティ、地域、または国のすべての国民または居住者がさまざまなサービスへの無条件のアクセスできる社会セーフティネットです。税金に賄われ、公的機関によって提供される無料の基本的な公共サービスです。

サイエンティフィック・アメリカンの記事「米国はユニバーサル・ベーシック・インカムで貧困問題の解決に貢献できるかもしれない」は、世界中の都市がユニバーサル・ベーシック・インカムを試している様子を報告しています。 しかし、医療、教育、住宅が基本的権利かどうか、また政府が国民に保障すべきかどうかについての議論が激しくなっています。 いずれにせよ、UBS の考えはすでに世界の経済、政府、経済の概念を変えつつあります。

政府の「普遍的権利」の見解は、国々より異なります。 社会が進歩するにつれて、国家は新たな政策を通じてより多くの権利を保証し、支援しています。 たとえば、米国はヘルスケアをコモディティ化された製品とみなしていますが、カナダや英国などはヘルスケアを基本的権利とみなしています。きれいな水、住宅、質の高い教育を基本的権利とみなしたり、インターネットや通信デバイスへのアクセスも基本的人権だという議論も存在します。UBSは政策立案者の検討事項であり、基本的人権に含まれるかどうかの議論を複雑にしています。

教育へのアクセスは世界の多くの地域で標準となっていますが、生涯にわたって無料で学べる環境が遍在したらどうなるでしょうか? ブルッキングスの記事「すべての人のための大学の無料化は、21世紀の経済に力を与え、私たちの民主主義に力を与えるとされ、「すべての人のための大学」は(国の経済発展につながる教育の増加により)経済に恩恵をもたらします。 しかし、教育におけるUBSの導入も、仕事の定義、あらゆる分野で切望されている専門知識の向上、そして全人口の社会福祉にも重大な影響を与えると考えられます。

生涯にわたって無料で教育を受けられるようになれば、個人は一度の生涯で複数のキャリアを追求し、多様な労働力を生み出すことが可能になります。 このことにより、メディアでUBSを定義してきた政治的議論をはるかに超えて大きなインパクトを与えるでしょう。

E:環境: 抜本的な寿命延長による老化の防止

環境は、自然景観、建築景観、仮想景観に影響を与える問題が含まれます。 地域であろうと世界であろうと、生態学上の在り方は、人類の未来にとって極めて重要です。 人間が高齢化の限界に挑戦し続けると、環境への負荷は増大するばかりです。 ハーバード大学の報告によると、遺伝学者らは150歳まで生存する人が今後存在すると信じていますが、それを超越するだけ人間が科学の力で存在する可能性もなくありません。

寿命の延長により、一部の科学者は老化の予防が実現でき、死の克服を目的とした介入がますます一般的になるだろうと信じています。 Futurisim.com は、数十年以内に、強力な細胞若返り療法により人間の寿命が、おそらく 1,000 歳まで延びると報告しています。

延命法を見つける競争は、暗号通貨の富裕層とDIYバイオハッカの間で行われているようで、前者は不死という目標のみを追求し、後者は延命を公平に分配しようとしています。 高齢化を食い止める可能性はあるものの、それらの方法を確実に利用できるようにする政策が欠如しているため、持てる者と持たざる者の間には大きな格差が生じる可能性が高いです。 そして、もし誰もが自分自身を強化することができれば、たとえ本人が望んでいないとしても、治療を受けるよう個人に社会的な圧力がかかる可能性があります。

人間の生物学的存在の延長は、人間の寿命が80歳になるように構築された社会にとって何を意味するのでしょうか? 平均寿命が 150 歳に延びることは、将来のキャリアにどのような影響を与えるのでしょうか。また、伝統的な退職年齢をはるかに超えて生きる人口は、学習にどのような影響を与えるのでしょうか?

寿命が100歳に向かって延びると、生涯学習の実践が高まり、人が生涯1つのキャリアで終わるという考え方は時代遅れとなります。 しかし、こうした影響は些細なことになると考えられるのは、抜本的な寿命延長は社会に伝統的な家族構造(結婚許可証は失効するのか?)や現在の経済モデルの再考を強いることになるからです。

P:政治: プライバシに関する認識

テクノロジとソーシャルネットワークの進歩により、情報または知識ベースの経済が生み出され、監視、データマイニング、社会的影響力へのより多くのアクセスといった課題を持つアイデア交換がなされています。 イデオロギ的なミーム、政治的二極化、過激派の誤った情報は、デジタルで相互接続されたエコシステムの力を通じて、個人、コミュニティ、国家全体の意識を一夜にして根本的に操作する可能性があります。 さらに、政府機関、企業、Web ベースの企業が人々の生活のあらゆる瞬間を捉えて分析している世界では、その結果、プライバシ、セキュリティ、個人の自律性が完全に再定義される必要があります。

データがますます最も価値のある通貨になるにつれ、プライバシの管理は細い綱を渡るようなものになりました。 一方で、個人レベルおよびマクロレベルでのハッキングにつながるデータ侵害の悪影響については誰もが認識しています。 個人情報の盗難や機密情報の侵害に関しては、サイバ戦争が真の脅威となります。

その一方で、今や人々の生活を支えている技術プラットフォームやデバイスに個人が提供するデータが増えれば増えるほど、それらのテクノロジが人々の生活をより流動的でシームレスにする可能性が高まります。 ChatGPT などの生成 AI の進歩は、人類の歴史の中で生産性と創造性を最も大きく向上させましたが、このテクノロジはすでに大規模な知的財産訴訟や全社的なセキュリティ侵害の危機に晒されています。 政府の規制はテクノロジの変化に追いつくことができず、まったく今と異なる時代に設計された旧来の組織システムや社会システムにとってはまさに嵐の時代です。

データの影響力とプライバシへの懸念の増大は、職場にさまざまな影響を与える可能性があります。 従業員は、組織が個人の活動を監視したり、雇用や維持を目的としてライフスタイル習慣、選択、特性に関する洞察を収集するために、デジタルフットプリントを残すという機会にますます直面することになるでしょう。さらに、多くの雇用主は、サイバーリスクの増大を理由に、従業員に在宅勤務体制を放棄するよう求めています。また、ギグワーカの増加により、通信チャネル、金融口座、および他の形式の機密データへのアクセスに関するプロトコルを取り巻くまったく新しい世界が広がっています。

未来は今だ

上記のアウトサイドインアプローチに則った推進力と傾向は、未来の考え方を現在の考えや行動に適用する際、有効です。指数関数的に複雑化する社会を考えると、今日のリーダが変化の波に乗るだけでなく、世界を変える波を生み出す者になることを望むのであれば、その重要なスキルセットを身につけることが求められます。

先見性のある環境

アウトサイドイン思考は、3 つの側面で機能します。

マイクロな側面は、あなたの組織、またはあなたが検討している特定の課題を表すことができます。

広範なマクロな側面を俯瞰視するのは大変な作業かもしれませんが、焦点となる問題を特定することで、そのような潜在的な過重データを抑えることができます。 焦点となる問題とは、現時点で組織の将来にとって重要な決定または問いです。 たとえば、企業は、今の仕事の定義だけでなく、今後 10 年以上で仕事がどのように変化するかについても含めて、フレキシブルな働き方の未来を考えているかもしれません。

メタの側面とは、競合他社、顧客、従業員、その他の主要な利害関係者が含まれます。

先見性のある取り組みは、変化が最初に現れるマクロな側面から始まります。 この幅広い環境における傾向や兆候を調査することで、対象分野の専門知識の蛸壺化を避けることができます。 これにより、業界や組織の外部から生ずる変化から目をそらすことからも妨げられます。

https://www.td.org/magazines/td-magazine/five-opportunity-spaces-for-the-future-of-learning

CPLPハイライト

2023年08月21日 11:34

例題1)研修中に参加者が研修に集中させるテクニックではないものはどれですか。

A. Role plays
B. Brainstorming
C. Lecturing
D. Case studies
【解答】 Cが正解です。


例題2)クラスルームマネジメントではない説明文はどれですか。

A. Using a variety of strategies during a training session
B. Taking attendance and recordkeeping
C. Managing difficult participants in the classroom
D. Creating competition
【解答】 D. クラスルームでは基本的に求めるテクニックではないから。



例題3)研修を実施している際、トレーナとしてふさわしくないのはどれでしょうか。

A. Walk toward participants when they answer a question.
B. Use quick, positive, and energetic movements of hands, arms, and head.
C. Hold on to the lectern and stand up very straight.
D. Use positive facial expressions.
【解答】 C.参加者と壁を作り硬直したコミュニケーションを促す環境を作り出すため。

*詳細は、ATDから発売されている「ATD Learning System」を参照ください。

T+D Magazine最新号トピック: TDリーダへの50の挑戦

2023年08月21日 11:34

Ann Parker
ATD2023 年国際会議 & EXPO は、人材育成業界革命の始まりを告げました。

「仕事の未来: 人材開発分野の進化」というセッションの進行を、私はクアルコムの元チーフ・ラーニング・アンド・タレント・オフィサーであるタマール・エルケレス氏と、アマゾン、アリババ、エアビーアンドビーなどの企業の形態を変えることを描いた「ブリッツスケーリング」の共著者であるクリス・イェー氏に依頼しました。当初は、60 人の人材開発リーダが業界の考えや経験を交換する小規模なネットワーキングセッションを企画していましたが、300 人を超える専門分野の戦略やベストプラクティスについて熱心に議論するイベントになりました。
私が「革命」と呼ぶのは、非常に多くの TD プロフェッショナルが、他のイベントではなくこのセッションに参加したからです。TD を進化させたいというエネルギと決意に満ちたセッションでした。 明らかに、参加者は将来に備えるために必要な何かを期待していました。

タマールとクリスのミッションは、現在の出来事やこの分野の将来について議論するだけではありませんでした。TD リーダが組織内で経験していることの背景についての説明もありました。

タマールは、L&D の将来について簡単に議論できるけれども、「未来は今のTD のリーダである人々によって構築される」と述べました。テクノロジ、経済、雇用市場、そしてあらゆる業界には力が存在し、その力が、専門家の仕事に影響を与えていきます。

業界で何が起こっているかを理解し、観察することが ATD の役目です。トピックは、 TD のリーダのチャレンジから始まり、彼らの課題と現在の職場の現実についての対話に移りました。

ATD および TD の専門家が将来について考えるためには、現在の課題を深く理解する必要があります。 TD リーダが挙げた 50 の重要課題を1つずつ見ていきましょう。

2種類のチャレンジ
課題の多くは、現場の人間にはよく知られています。
-学習効果の実証
-機能に対するスポンサの獲得
-L&Dの存在価値
-スキルギャップの縮小
-変化への対応
-実践的なリーダーシップ開発プログラムの提供
-経営幹部への影響
その一方で、人工知能(AI)と人材育成、従業員の幸せと燃え尽き症候群、データプライバシなど、比較的新しい課題も垣間見られました。

「課題のリストを振り返ってみると、それらは 2 つのパターンに分かれます。 私たちがコントロールできる課題と、私たちのコントロールできない課題がある」とタマールは言います。

コントロールできる範囲で挑戦を乗り越える
私たちがコントロールしなければならない課題は、永遠の問題のようです。 たとえば、学習効果測定、ROI や L&D 機能の価値を示すといったことです。
なぜこれらの問題がこの分野のリーダにとって頭痛の種となり続けているのでしょうか? タマールは理由が 2 つあると考えています。

まず第一に、「TD リーダは、学習の価値を示し、予算に見合っただけの成果を出すことが役割だと長年信じてきました。 進化するにつれ、企業がトレーニング費用を正当化するのではなく、なぜ人材に投資する必要があるのかに焦点を当てて、その理由を強化する必要があります。 従業員を維持し、エンゲージメントを図りたい企業は、従業員に投資します。 トレーニングの効果を証明するのではなく、人材への投資の効果を重視するのです。」

次に、タマールは、TDに参画する通常ではないルート、つまり「ピットストップ」も、いくつかの課題を乗り越えるきっかけになると考えています。 「今日の TD チームはさまざまなバックグラウンドをもち、TD 職に就くために単一のキャリアパスなどありません。 彼らは、人事、ライン組織、またはエンジニアリングから TD の役割に就く可能性があり、場合によっては一時的に遂行することもあります。今日の TD プロフェッショナルのスキルの多様性が非常に高いことは利点ですが、中核となる TD 機能が TD チーム全体で確実に構築される必要があります。」

これらは決して解消することのない課題ですが、TD チームに継続的な開発機会を提供することで TD 機能を強化すれば、課題もある程度コントロールできます。

制御できない挑戦への対応
2 番目の課題は、技術変化や AI、サプライチェーン欠陥、人員削減であり、私たちが必ずしもコントロールできない外部要因が起因します。
「人材育成のリーダとして、私たちは新しいテクノロジを積極的に取り入れ、急速に変化する経済や業界の変化に遅れないようにする必要があります」とタマールは説明します。 AI の進化を遅らせることはできませんし、個人で経済を変えることもできません。 私たちにできることは、迅速に適応し、回復力を持ち、革新的なアプローチと考え方を醸成することです。 TD という職業が進化するにつれて、私たちは働き方や仕事の種類について、これまでとは異なる考え方をする必要があります。 私たちには付加すべき戦略的価値があり、私たちを阻害する唯一の壁は私たちの考え方です。」

タマールは次のように結論づけています。 「結局、挑戦が内部・外部からくるものかを決定することから打破できるのです。世界で起こっていることと、私の世界で起こっていることがあり、将来的に成功するには、両方に対処する必要があります。」

次なる挑戦
ATD23のセッションでは、TDリーダが直面する課題が浮き彫りになりました。 次のステップは、TD リーダが将来の人材育成を計画できるように、これらの課題に対処するためのリソースと戦略を立てることです。
セッション時間はわずか 1 時間だったので、TD の進歩を妨げるすべての課題や障害を捉えることはできませんでしたが、良いスタートを切ることができました。

以下は、セッションで参加者が共有した 50 の課題のリストです。 ATD はさらに詳しく調査したいと考えており、皆様からのご意見をお待ちしております。 リストを確認し、下記質問についてご意見をお寄せください。

あなたは次のどの課題に直面していますか?
あなたにとって頭痛の種ではないのはどれですか?
このリストには何が欠けていますか?
ATD の今後のコンテンツや TD リーダ向けのリソース開発に役立つフィードバックを募集しています。
https://www.td.org/talent-development-leader/talent-development-leaders-identify-50-challenges