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T+D Magazine最新号トピック  

2013年04月13日 10:12

ASTDが毎月発行しているT+D(Training + Development) Magazineは、「WORK SMART, LEARN FAST, GET RESULT」をテーマに、組織・人材開発に関連した注目トッピックやインタビュー、事例などが掲載されている組織・人材開発に関する専門誌です。
http://www.astd.org/TD/
ここでは最新号の注目記事の要約をお伝えいたします。

■インタビュー記事「Darren Entwistle(president and CEO of TELUS)」
*インタビュワーはASTDのTony Bingham と Pat Galagan

TELUS社はカナダ国営の通信系企業で、国内1200万人以上の顧客にサービスを提供しています。100年以上前に設立された同社は、これまで電話回線・長距離通信及びインターネット回線に関するサービスを提供していました。近年では、無線通信、データ通信、IP(インターネットプロトコル)やテレビなど広範囲で様々な通信に関する製品やサービスも提供しています。

Darren Entwistle氏は2000年から同社の社長兼最高経営責任者に就任しています。彼の通信業界でのキャリアは30年以上前に電話の設置と修理をする仕事から始まりました。それ以来、同社における彼の功績は計り知れません。特に社長兼最高経営責任者に就任してからの12年間に、彼のリーダーシップによってTEULS社の無線・データサービスに関する戦略は大きく前進していますし、株主利益率の点で世界中の通信会社をリードし続けています。

カナダにおけるベスト100の経営者に6回選ばれ、ASTDのベストアワードも6回受賞している同社は、進歩的な学習風土(progressive learning culture)の企業として広く知られています。私たちはTELUSの本社があるバンクーバーにて彼の話を聞きました。

・質問
企業風土醸成に対するあなたのコミットメントは通信業界の中でもユニークだと思います。そういった“企業風土に対する情熱”はどこから来ているのですか?

・回答
技術は模倣することが出来ますが、企業文化は模倣することが困難であるという信念から来ています。製品や技術よりも企業文化の構築の方が競争優位性という点で長く続きますから、会社として企業文化を醸成していくことは社内への投資の類と同じです。

私たちは組織の中には必要不可欠なコミットメント、思考力そして規律があり、激しい競争環境下においても自らのパフォーマンスの押し上げ、会社の継続的な業績向上をしてきたという点で、それらが社員の実行力と強く結び付いていると感じていました。今、それらが実を結んでいるのだと思います。

TELUS社は弛まぬ努力をしてきました。企業文化の醸成は長きにわたる仕事ですが、とても意義のある方法で競合と差別化できるという点で、価値のある仕事です。それなしに、競争環境で生き残ることは難しいでしょう。

だから私たちにとっては企業文化の醸成は鍵となって来たのでしょう。しかし、それは単なる利他主義(altruism)ではありませんでした。競争環境において一歩抜きに出るための、ビジネスにおける哲学でした。私たちにとって企業文化は、まさに生命体のようなものです。なぜなら、一度創造されると、栄養を与えて育成し、課題を与え続けて成長させていくからです。そういった努力が、通信業界のような競争の激しい業界においてダイナミックなチャレンジを可能にしている源だと思います。

・質問
TELUS社のリーダーシップ哲学の中に、“現状に対するチャレンジをする(invites challenges to the status quo)”というものがあります。このような哲学はTELUS社のリーダーシップ開発においてどのように活かされるのでしょうか?

・回答
もしあなたが一緒に働く仲間や、企業文化が最も大切な資産であると考えていて、且つ、現在あなたがダイナミックな競争環境の中でビジネスをしているのであれば、絶対に自分の考えに従って投資をすべきだと思います。私たちはこの4年間、2億5千万ドル以上をトレーニングに投資してきました。それは大した額ではないと思っています。その事実こそが私たちがある哲学に対してコミットしている証拠だと思っています。

・質問
その投資が上手くっていることはどのように把握されるのですか?

・回答
トレーニングのインパクトは何であれ、株価、優先度の高い戦略の実現度、及び社員のコミットメントという尺度で評価されるべきだと思います。この12年間、私たちTELUS社の株主価値はどの企業にも負けないものでした。グローバルベースで競合と比較しても、第3位だった2009年を除き、私たちは第1位でした。

何が言いたいかというと、恐らく単に1~2年という単位であれば誰でも第1位になることは可能ですが、それを継続していくことは、“社員が戦略を効果的に実行する”という事実が無ければ難しいということです。次に指標として重要なのは、社員のTELUS社へのエンゲージメントの度合いだと思います。

 *詳細はT+D Magazine Sep 2012をご覧ください。
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