FC2ブログ

イノベーションの推進エンジンを創っていくためにひつようなプロデューサー人材

2013年04月12日 00:16

日経産業新聞 2012年5月31日版に日本を元気にする産業技術会議の中間報告「“もの”“こと”“ひと”づくりで日本を元気にしよう!」が掲載されていました。
その中の提言5「プロデューサー型の才能を育て、人材の開国を急ごう」によると、
『技術で勝っても市場で負ける。優れた技術と製品開発力を有しながら、海外企業に市場を明け渡す産業が目立つ。
明確な未来ビジョンを持ち多様な人材を動かしてイノベーションを実現する「プロデューサー型」の人材が日本には少ないからだと指摘される。』と、報告されていました。

前回のコラムでもイノベーティブな人材(革新的人材)を選定することが重要だと述べました。
そのなかで、「コンセプトメーカー」、「研究者」、「エンジニア」、「マーケッター」などの特性を持ったチームメンバーを統括し、マクロ・ミクロ両面の視点から開発を推進させる「プロデューサー」が重要だと思っています。

前記報告でも「プロデューサー型」の人材が日本には少なく、その重要性が指摘されています。
確かに日本においては、特に自然科学系の分野において、1つの学問領域を深く研究し、新しい発明や発見を行うことや、ものづくり分野において、良質なものづくり技術を極める人材は数多く育っています。
一方、新規事業や新製品創出をするため、既存の市場や顧客だけではなく、普段見かける何気ない人対人、人対物(システム)、物対物のかかわり合い方(インタラクション)をよく観察し、「もっとこうなっていたら便利だろうな」「これが実現できたら、みんな驚くだろうな」というような仮説が出来る「コンセプトメーカー型」人材はけっして多くは無いと言えるでしょう。
このようにして創出されたイノベーティブなアイデアの仮説をもとに、短期間で試作を行い、想定する顧客(新規顧客も想定)へのモニタリングを通じて検証することはとても重要です。また、このようなプロセスを一度で終わらせるのではなく、高速に少なくとも2回はフィードバックしながら繰り返す必要があります。

上記のような「実践重視のプロセス」を行うことにより、アイデアは洗練され、想定する顧客の反応も得られ、コスト対効果もかなりの精度で試算できると考えています。
次回以降には、またその具体例などを紹介したいと思います。  
(文責:株式会社インストラクショナル デザインイノベーションチーム)
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://kokonakahara.blog51.fc2.com/tb.php/59-51e8cc68
    この記事へのトラックバック