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T+D Magazine最新号トピック

2012年06月19日 10:13

ASTDが毎月発行しているT+D(Training + Development) Magazineは、「WORK SMART, LEARN FAST, GET RESULT」をテーマに、組織・人材開発に関連した注目トッピックやインタビュー、事例などが掲載されている組織・人材開発に関する専門誌です。
http://www.astd.org/TD/
ここでは最新号の注目記事の要約をお伝えいたします。

■GLOBAL LEADERSHIP BEGINS WITH LEARNING PROFESSIONALS
(グローバルリーダーシップはラーニングプロフェッショナルから始まる)
By Katherine Holt, Kyoko Seki
 ビジネス環境の急激な変化に伴って、私たちラーニングプロフェッショナルは優秀なグローバルリーダーの育成に責任を持つべき存在となりました-そのために、まずは私たちラーニングプロフェッショナルがグローバルリーダーシップを身に付けるところから始めるべきです。

 世界中の人々は今、どうすれば優秀なグローバルリーダーになれるかを考えています。一昔前は、アメリカにその答えを求める傾向にありました。しかし(多くの米系コンサル会社がコンピテンシーモデルを通じて不相応な影響力を持っている状況はあるものの)、今はそんな時代ではありません。特定のタイプのグローバルリーダー像を理想化したコンピテンシーモデルの多くは、言わば包囲攻撃を受けています。

現在の様々な変化の中で、私たちは、ビジネスの複雑性を乗り切り、変革を実現できる新しいタイプのグローバルリーダーを必要としています。組織・人材開発機能をマネジメントする私たちラーニングプロフェッショナルは、リーダーがパフォーマンスを発揮する上で直面する今日的な課題の解決を助けなければなりません。グローバルリーダーが新たなビジネスにチャレンジするために必要な、リーダーシップモデルやトレーニングツールを開発するために私たちは様々領域と協働する必要があります。そして、それらはまた私たち自身がグローバルリーダーとしてステップアップする必要性も意味しているのです。

 しかし残念なことに、多くのラーニングプロフェッショナルは自分自身を“リーダー”であると見なしていないし、“グローバルリーダー”であればなおさらその傾向は強いです。私たちがIndustrial Organizational Psychologistの2012年6月号に寄稿した論文において、グローバルリーダーシップを身に付けるためには次の4つの領域でのシフトが重要であると提言しています。

1 在り方を養うこと(cultivating the “being” dimension of human experience)
2 多文化力に関する能力開発をすること(developing multicultural effectiveness)
3 文化的な違いを背景にした個人の独自性を評価すること(appreciating individual uniqueness in the context of cultural difference)
4 パラドックスをうまくマネジメントできる人になること(becoming adept at managing paradox)

◇在り方を養うこと(Cultivating “Being”)
“Doing”とは私たちの物事の「成しかた」、“Being”とは私たちの「在り方」です。在り方を養う(Cultivating “Being”)ためには、自分のアイデンティティーにも人間的なエネルギーの側面にも向き合わなければならないし、またその結果として首尾一貫した正真正銘の言動が求められます。以前、私たちのあるクライアントは、“正真正銘であること(authentic)”がその組織が求めるリーダーのコア能力であると認識しました。そして、その組織のすべてのグローバルリーダーに“正真正銘であること(authentic)”に焦点を当てた、コーチングプログラムを実施しました。そのプログラムの一部には、グローバルリーダーである各個人がもっている“目的”の明確化、そしてその各個人の“目的”と組織の“目的”の連携を理解することが含まれていました。

私たちもラーニングプロフェッショナルとして、自分たちの在り方(Being)に目を向ける必要があります。私たちは、人間的なエネルギーを使ってクラスルームの内外により豊かで意味の深いメッセージを届け、また組織の在り方(Being)に関する考えを広めていかなければなりません。それによって、多くの社員が自分自身の存在理由に関心を向けるでしょうし、自分の存在理由に関連して何を能力的に獲得していけばよいのかにも関心を向けるでしょう。実際、自社のリーダーの在り方(Being)の明確化を助けることは、彼ら/彼女らのすべての力を総合的に向上させるという意味で、最大の投資対効果を得られるかもしれないことなのです。

 *詳細はT+D Magazine May 2012をご覧ください。
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