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T+D Magazine最新号トピック

2012年05月18日 09:31

ASTDが毎月発行しているT+D(Training + Development) Magazineは、「WORK SMART, LEARN FAST, GET RESULT」をテーマに、組織・人材開発に関連した注目トッピックやインタビュー、事例などが掲載されている組織・人材開発に関する専門誌です。
http://www.astd.org/TD/
ここでは最新号の注目記事の要約をお伝えいたします。

■「イノベーション主導のリーダーシップ By Audrey Smith and Ellie Hall」
* Audrey Smith (senior vice president of DDI’s Executive Solutions Group)
* Ellie Hall (executive consultant for DDI’s Executive Solutions Group)

過去数年の不況を乗り越える中で、多くの企業は高い成長目標にブレーキをかけ、コスト管理に注意深くなり、研究開発費用を削減してきた。このような保守的なビジネス環境において、イノベーション(そして、それと同居するリスク)は後回しにされてきた。しかし、グローバル経済が一時的に快方に向かい始めると、多くの企業はイノベーティブではないことにリスクを感じ始めてきた。企業はもはやこれまでのビジネスを支えてくれた製品やビジネスプロセス頼ることが出来ない。結果として、もう一度イノベーティブであることが、決定的に重要なことになっている。

これは現在、以下の通り、色々なところで言われ始めてきている。

・「イノベーションは、経済的進歩、国家のより高い成長、企業のより競争力の高い製品、そして個人がキャリアにおいて成功する上で、最も重要な要素である」(2011年8月ニューヨークタイムズ)

・「“イノベーション”を戦略的優先順位が高い3つの項目のうちの一つとして挙げたCEOは調査全体の72%にのぼった。この数値は2009年より8%高いものである」(2010年ボストンコンサルティンググループの調査)
 
・「世界中の約12,500人のリーダーが“創造性”と“イノベーション”が将来的にビジネス上の優先順位が高い項目のトップ3に入るだろうと言っている」(2011年DDIのグローバルリーダーシップ調査)

・「ヤフーはイノベーティブな発想を持った会社に戻ります。ヤフーは破壊的な概念を持った会社に戻ります。それが可能でないと思っていたら、私はここに居なかったでしょう。」(2012年1月スコットトンプソンがヤフーのCEOに任命時されたときのメディア向け電話会議)

 しかし、イノベーションは、経済的な不確実性やテクノロジー・ビジネスの大きな変化の中での重要性を認識されているにも関わらず、いろいろと混同されている。どの企業も、現実的に適用可能で、効率的で、複雑性を解決し、顧客や欲しがっている、もしくは顧客自身も未だにニーズに気づいていないソリューションを導き出せるような、正しいイノベーションのアプローチを探し求めて、もがいている。

◇イノベーションの障害-リーダーは如何に乗り越えるべきか。

 イノベ―ティブな企業風土とはどんな風土だろうか。ある企業に強烈なイノベ―ティブの風土があるとき、そこに所属する社員は、仮説を質問しあったり、互いに異なる考えを持ったり、実験してみたり、新たなアイデアや解決策を実行してみたりといったことで、イノベーションを促進しているだろう。もちろん、その企業のリーダーが決定的に重要な役割を果たしている。そして、イノベーションを主導するリーダーが何をすべきかに関して理解するために、イノベーションに向けて努力している企業が直面する典型的な課題を理解することが重要である。

私たちの世界中での研究やコンサルティング活動の中から、「イノベーションを起こす上での4つの共通課題」が浮き彫りになった。それは、“ステークホルダーの理解を怠ること(failure to understand stakeholders)”“輝きの無いアイデア(lackluster ideas)”“リスクを取ることへの嫌悪(aversion to risk-taking)”“実行力の不足(poor execution)”である。私たちはこれらの詳細と同時に、リーダーがこれらの障害を如何に乗り越えるためのアクションも調査した。

◇ステークホルダーの理解を怠ること(failure to understand stakeholders)

 この変化の激しい時代においては、何よりも“スピード”がビジネスにもとめられる基本要件になってきている。しかし(イノベーションのファーストステップである)問題や機会の特定を急いで行うと、ステークホルダーの本当のニーズを十分に理解する前に、解決策の創造を急いでしまう傾向にある。

 DDIが最近、アメリカ企業のリーダー513名とそれ以外の514名に“企業におけるイノベーション”に関して調査を行った。その結果においても、実に多くの人が、ステークホルダーの理解のための行動を行っていなかったことが確認できた。「私は本当にビジネスにとって価値ある提案を行えるほどの十分な情報を持っていない」―これがリーダーだけではなくあらゆる階層の従業員にとってイノベーションの最大のバリアなのである。
 
 *詳細はT+D Magazine March 2012のP34~39をご覧ください。
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