FC2ブログ

難題をチャンスに

2018年10月23日 21:03

Stephanie Castellano

Booz Allen Hamilton:大きな課題をチャンスに変えることで2018ベスト・アワード受賞

2017年初頭、経営コンサルティングおよびテクノロジー企業のBooz Allen HamiltonのL&Dチームは、従業員の学習環境に関する調査を実施しました。リーダーシップ・ワークショップや認定プログラム、edXオンライン・コースに至るまで、世界中のおよそ従業員25,000名が利用し、学習経験は、人により大きく異なりました。

アンケート回答後、いくつかの共通テーマが浮かび上がりました。例えば、ある従業員は、どの学習プログラムが自分に適切かわからず、学習体験もパーソナライズしていないと答えました。また、多くの従業員が就業時間を使って新しい情報を学び、時間外でスキル向上を図っていましたが、それを追跡する方法がありませんでした。

この事実を踏まえて、L&Dチームは、この課題の解決に繋がる新たな試みに挑みました。学習目標に基づいて従業員にコンテンツを提示し、同僚が、どのような教材を学習しているかを把握し、またインフォーマルな学習を追跡することにしました。

よりパーソナライズされた学習環境作り

最終的に、チームは、ニーズを満たすソリューションを提示しました。社内外のさまざまなソースから幅広く、かつ、専門的な訓練機会にアクセスできるエントリー・ポイントとなる仮想学習プラットフォームを構築しました。プラットフォームは、機械学習を使用し、企業の社内教育サービスの関連コンテンツを集約することでパーソナライズド・ラーニングを実現します。 CourseraやSkillsoftなど有料サービスを含みます。 YouTube、Code Academy、TED Talksなどのオープンソースのeラーニングプラットフォームにアクセスできます。

従業員が学習したいトピックやスキルを選択すると、興味に合わせて、特定の教育コースを提案します。また、ソーシャルメディア・ユーザーがLinkedInやTwitterで誰かをフォローする方法と同様、同じ興味をもつスキルやキャリア目標を共有する同僚をフォローし、関連コースを見つけることもできます。

このプラットフォームにより、従業員が特定のコンピテンシーを構築するのに役立つスキル・ベースの学習経路を作成することもできます。慎重な手ほどきにより、同僚の勧告や、同じような興味を持つ従業員が学習しているコンテンツを確認する機能と組み合わせ、以前、検索した時によく陥る混乱と不満を軽減させました。また、従業員が自分の学習経路を作成し、他の人と共有し、全員で全体的な学習経験をする革新的な方法を奨励します。

オンライン教育市場のベスト・プラクティスを採用

外部ベンダーからトレーニング・コンテンツを取り込むため、オンライン教育企業の急成長に合わせて競争力を維持できます。 PluralsightやKhan Academyなどのサイトは、競合他社に先駆けて新しい教育コンテンツを絶えず開発しており、ソーシャルメディアの台頭によりオープン・アクセスの教育リソースが共有されつつあります。

「プラットフォームは、学習者がコンテンツの検索、アクセス、消費、共有する方法を変えた」とL&DチームのAli Malik氏は言います。 L&Dは、他の学習コンテンツ・プロバイダを採用するか、自分で開発したコンテンツをカタログに利用するかの選択に迫られています。

Booz Allen Hamiltonでは、より一般的なスキルや教育トピックは、外部プロバイダの学習プラットフォームのコンテンツを利用します。 企業固有の学習教材の場合、内部の主題専門家に依存してコンテンツを作成します。 この2つのアプローチにより、企業は、最新かつ最適なコンテンツを従業員に配信し、企業固有のコンテンツ開発に専念することで、L&Dチームの負担を軽減できます。

社内の専門知識の最適化

Booz Allen Hamiltonの独自コンテンツの1つは、Data Science 5K Challengeとして知られるパイロット・プログラムでした。この開発プログラムは、データ・サイエンス業界のリーダーを目指すための長期的な目標を達成するのに役立ちました。パイロットは、実践的なプロジェクトと研修を組み合わせ、企業リーダーの指導を受け、学習経験を積み重ねました。自らリードしたプロジェクトを提示することが、プログラムの最終成果物となりました。

L&Dチームはいくつかのパイロットを実行して、効果的なトレーニング・モダリティとスケジュールを確認しました。わかったことは、受講生がバーチャル学習を優先し、8週間の間に週に2回ぐらい会うことを好む傾向があるということです。

パイロットは非常に賞賛され、成功でした。トレーニングの評価は、5点満点中4.5点に及び、93%は修了後「非常に熟練した」とみなされるレベルに達しました。また、ビジネスにもプラスの影響をもたらしました。パイロット参加者の離職率は、全社員の84%と比較して97.5%であり、主要なメディアでも取り上げられました。

パイロットの成功により、プログラムを10倍に拡大する資金を得ました。このことは、パイロットで最も評価の高かったファシリテーションによるクラスルーム学習に大きな影響を与えることに繋がります。

定性的なデータを掘り下げることにより、参加者が個人的なトレーニングについて非常に高く評価していたことは、同僚とのつながり、小グループで学ぶ機会があることだということが明らかとなりました。

L&DチームのJim Hemgen氏は次のように述べます。「バーチャル・コースを再構成して小規模グループの機会を提供したのが功を奏した。」

10週間のプログラムの最後には、教室とオンライン学習の受講生がほぼ同等のスコアをあげました。 Hemgen氏は、「こうした改訂が受講生に大きなインパクトを与え、オンライン受講数が増加していくことを確信しています。」と締めくくりました。

原文)https://www.td.org/magazines/td-magazine/embracing-challenges-leads-to-solutions
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://kokonakahara.blog51.fc2.com/tb.php/167-4cd30523
    この記事へのトラックバック