FC2ブログ

T+D Magazine最新号トピック

2016年07月12日 10:06

ATDが毎月発行しているT+D (Training + Development) Magazineは、「WORK SMART, LEARN FAST, GET RESULT」をテーマに、組織・人材開発に関連した注目トピックやインタビュー、事例などが掲載されている、組織・人材開発に関する専門誌です。
https://www.td.org/Publications/Magazines/TD
ここでは最近の注目記事の要約をお伝えいたします。

■記事 “How do we fix our leadership crisis?” (by Howard Prager)
〜リーダーシップクライシスをどう解決するか?〜

リーダーシップ開発のブームは続いており、高等教育やコンサルティングファーム・個人のコンサルタント・本など様々な方法を通して、毎年1.5兆円ほど使われている。しかし、多くの研究が、リーダーシップ開発は効果的でなく、シニアリーダーはリーダーシップ開発の効果を信じておらず、また、リーダーシップ開発では後継者となるための階段が登れない、準備が整わないと論じている。なぜ、HRやシニアビジネスリーダーたちは、リーダーシップ開発が機能していないというのだろうか?何がいま行われていて、リーダーシップ開発にかける努力を改善するために何をすることができるだろうか?

リーダーシップ開発を強化するためには、次の5つの要素が必要となる。「トップマネジメントのコミットメント」「上司のサポート」「評価」「コーチングによる補強と業務への適用」そして「正しいコンテンツとデリバリー」である。

リーダーシップ開発調査:デロイトのレポート”Global Human Capital Trends 2015”によると、
・86%のHRやビジネスリーダーたちは、リーダーシップ不足をTOP3のイシューとしてあげている
・51%が、そのイシューは喫緊の課題だと感じている
・自社のリーダーシップニーズに対して「準備が出てきている」と答えたエグゼクティブは、ほんの6%にすぎない

この結果には他の主要な調査も同意している。CEBは「リーダーのうち63%が、今日成功に導くために必要な能力が不足している」と述べているし、PwCは「81%のCEOが、リーダーシップ開発プログラムは効果的ではないと述べている」ことを明らかにしている。また、ある調査では、「83%の組織が今後5年間における適切なリーダーシップパイプラインを持っていない」と言っている。

何が間違っているのか?:
リーダーを育てる方法を、我々は変える必要がある。今のところ、次の5つの要素がリーダーシップ開発を強化するために有益であり、リーダーシップ開発が機能していないという今のトレンドから脱する方法となる。

・トップマネジメントのコミットメント:あまりにも多くのトップマネジメントが、リーダーシップ開発に関して予算を出すだけにとどまっている。その投資からより多くの見返りを獲るために、トップマネジメントはリーダーシップコンピテンシーモデルを作り、そのコンピテンシーモデルにあった施策を実行させ、実施効果の測定基準を要求し、リーダーシップ開発を通した学びと組織の目標や方向性を結びつける必要がある。

・上司のサポート:上司や組織のサポートはリーダーシップ開発に不可欠である。もし上司のサポートがなければ、部下が学んできたことに対して上司が会話しなければ、その学びは急速に失われてしまう。仕事や仕事場において、新しい学びやスキルを発揮できるようになるかは、その上司の支援次第となる。

・評価:多くのリーダーシップ開発は、目に見える結果や期待を要求していない。本来はされるべきものであり、もし成果を測定せず、また測定可能でなければ、その施策は効果的ではないと言われても不思議ではない。多くのメジャメントは大抵レベル1や2に関するものであり、クリティカルかつ効果を決定づけるレベルであるレベル3〜5に関するメジャメントは見つからない。

・コーチングによる補強と業務への適用:多くの企業は画一的かつ同じ手法でリーダーシップ開発を行っているが、それらの施策はどの程度機能しているだろうか?成功するための施策として意味をなすだろうか。成功させるためには、アクションラーニングや他のツールとともに、コーチングや360度評価などを組み込み、より現場に近い形にカスタマイズして提供する必要がある。

・正しいコンテンツと提供方法:コンテンツは、組織のカルチャー・スタイル・バリュー・信念に沿った形にカスタマイズして、提供しなければいけない。適正なコンテンツは、組織の方向性や戦略に沿っていることに加えて、あなたが達成したいゴールやあなたの組織をドライブしやすくする。

詳細は、T+D Magazine 2016年3月号をご覧ください。
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://kokonakahara.blog51.fc2.com/tb.php/124-45ac8d4a
    この記事へのトラックバック