インドで講演いたしました

2011年04月18日 08:31

先週インドにて『イノベーション人材の育成とマネジメントの在り方』について話して参りました。下をクリックください!
http://ascg2011.com/about/the_conf.htm
  鉄鋼業を中心とする街という立場から、今後のインフラ整備における期待も高く、海外のテクノロジーに依存しない自らのテクノロジーで、より効率的な精製プ ロセスやCO2削減に向けた取り組みへの研究結果等について熱心な発表があり、一方で、テクノロジーの側面だけではなく、どのように組織としてイノベー ションを生む風土を作り、組織的に進めるのか、というものがもう一方のテーマだった為、出講の機会を頂くことができました。(2009年ASTDでのセッ ション、2010年ARTDOのセッションと共通テーマ)。
  インドにおける伝統的な階層構造でのマネジメントを超えて、チームビルディングが必要なことや、多階層を混在させた対話形式による研修や上級マネジメント 層による一般社員への研修やメッセージ発信への強化など、インドの経営方式が、その文化的側面にも影響を及ぼしていくだろうと思われる話も多く聞かれまし た。
  一方で、イノベーションと云いつつも、ほとんどが「改善」レベルで、「現状」からの「向上」であり、今、目に見えていない顧客を捉えるという視点が全くな い点が非常に気になりました。特に、日本にもありがちな話ですが、技術者ほどイノベーションよりも、小さな技術改善に注目してしまう傾向を強く感じまし た。
 また、イノベーション以前の課題として、製造にかかわる「品質」保証に対する考え方が挙げられます。それを徹底するための教育、製造業に関わる人材の底上げにも苦慮していること、またその努力をしていることが、セッション以外の場所での話からも伺えました。
  今後期待されるインフラの整備も含め、日本にとって大きな市場でもあるインドですが、「人材」の育成の面で貢献できることも大変多いと実感したカンファレ ンスでした。中国をライバルとして位置付けているインドに対して、いろいろな側面から貢献できるということは、日本の企業が、彼らの大きなパートナーとな りうる可能性があるということに他なりません。様々な場面でインドから日本への期待の大きさ、そして信頼を感じることができました。私のセッションの最後 でも、東日本大震災に対しての温かい声援として、会場のみなさんが立ち上がって拍手をくださいました。
 今回のこのご縁が、SAILを含め、主催機関の一つ、マネジメントトレーニングセンターとの今後のコラボレーション実現につながれば、と思っております。
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