質問力

2010年06月22日 07:38

世界大会と前後して参加したASTD主催のトレーニング設計に関するウェブセミナーで、
設計前に必ず質問すべき21の質問を紹介していました。

その一部をご紹介すると・・・・

直面している問題は何ですか?
それを問題だと認識させる兆候は何ですか?
典型的な職場での一日を教えて下さい、責務はどのようなものでしょうか?
何故トレーニングが必要だと考えますか?
受講者はトレーニングが必要だと思っていますか?
もしトレーニングを実施していなければどうなると思いますか?
ビジネスゴールとトレーニングが結びついていますか?
等々。

一言で言えば、研修の必要性を明確にするための質問をしているか、ということ。
昨今、「研修の効果」を提示したい、研修効果測定を導入したい、という人材開発部門や教育部門からの相談が
増えています。そもそも、職場課題の何を解決するために研修をしているのかが不明確なままメニューとしての
研修を提供していては、効果測定の意味そのものが不明確になってしまいます。
それらの前提ともなるのが、これらの質問ですよ、というのがこのWebセッションのメッセージでした。

現状では、社内外問わず、話し合いの中で具体的な質問が21も飛び交う事は少ない様に思えます。

しかし改めて考えてみると、どんな立場からでも十分な情報を持たずに提供できるものには限界があります。
また、ラーニングの多く(80%と言われます)が、「研修」というイベントの場よりも、
仕事の現場で発生していることを考えると、「研修を活かす環境」も含めたラーニングデザインをしていくためには、
このような質問は不可欠なのです。

例えば学習者を抱える側が上の様な質問への答えを、同一の認識として持っていなければ
学習者が必要とする学習をを提供するのは難しいと言えます。
異なる立場の視点を知り、コミュニケートしながら纏める上で、
SNSの様なツールがオープンであることの一助となっていくことでしょう。

社内外でのコミュニケーションツールが大きく変わってきた今こそ、
リー氏の様な視点が全社会的に重要になってきたのではないかと感じられるセミナーでした。
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