モバイルラーニング/スマートフォンの企業における利用法とは?

2010年02月26日 12:59

i-PhoneやBlackberryなど、スマートフォンを使われている方も多いと思います。
次世代はモバイルラーニングと言われて久しい昨今ですが、大手IT企業(IBM)が
職場でのスマートフォン利用と効用について米国コロンビア大学と共同で調査したと
いう記事がASTD T&D 1月号に掲載されていました。
その企業では当初モバイルフォンを学びのツールとして幾多のミニコースを提供した
そうですが実際の履歴をたどってみてもモバイルフォンは、あまり学習に利用されて
いないという結果を得、利用の実態を探ることとなったのです。
実情は、infieldから同僚への問い合わせに利用や、最新ニュースのチェックが多
かったということ。
同社では、ミニe-ラーニングコースのような「学習コンテンツ」を25000準備したと
いうことですが、従業員がモバイルに期待するのは、"Just in Time"の情報であり、
デスクトップ同様の能力開発コース(フォーマルラーニング)は要求していない、と
いうことも判明した、と、言います。しかし、同社員がモバイルでの学習機会を要求
していないかというとそうではなく、スピーディーで明確な情報への簡単なアクセス
は求められており、モバイルを通じて起った従業員間のインターアクションからの学
びが良い結果を残す経験を後押ししていることがわかったという。
結果、モバイルフォン経由で教育プログラムを提供する事のではなく、つでも自社の
イントラ内にある情報や関連事項のエキスパートにアクセスでき、且つ、いつでも活
用できるユーザーサポートにアクセス可能なアプリケーションに切り替えたというこ
と。つまり、ワークプレイスラーニング&パーフォマンス(WLP)でいうところの
パフォーマンスサポートを通じたインフォーマルラーニングの場の提供になったとい
うと言えるでしょう。
 また、同調査ではモバイルフォンから自社にある情報に常にアクセスできることに
よって対外的な業務につく従業員がより自信を持ちやすく、また自身の業務パフォー
マンスへの自己認識も高まるとして2012年までに10万台の支給を目指しているとのこ
とです。
 面白い報告として、情報を探る待つ姿勢に関しての大別があったのですが、大きく
二つに分かれたというのです。一つは、欲しい情報をゲットするのに「30秒以内のア
クセス」を求めるグループと、必要であればどれくらいの長さでも待つことができる
というグループに分かれたということ。
 Twitterなどの浸透により、数十秒前の情報がすでに「過去」のものになってしま
うようなコミュニケーションが生じている今、企業としては、即時性のあるオンデマ
ンド情報をいかに提供できるかが、パフォーマンス向上への鍵になってくるのかもし
れません。
 Kindleの普及が目される今、電子教科書への期待などもIT技術者の間では高まっ
ているようですが、「箱」や「コンテンツを作ること」が提供する側の視点からしか
考えられていない日本の状況。もっと受講対象者となる人からの声を聞かなければな
らないことの証明ともいえるレポートだと感じました。
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